住宅のリフォームにフォーカス
老後の生活を意識して収納をリフォームする

老後の生活を意識して収納をリフォームする

足腰が弱った後に収納の扱いにくさに困らないように、老後の生活を意識して収納をリフォームする家庭が増えています。特に人気があるのが床下収納のリフォームで、床下に調味料や食器などを保管できるように、キッチンに床下収納をいくつも用意している住宅も現在では珍しくありません。

高所にある棚に手を伸ばそうとして腰を痛めてしまったり、台に乗って棚に物を入れようとした際に転倒して、怪我をする心配がないのが床下収納の魅力です。
アパートやマンションでは床下収納をリフォームで増やせない場合もありますが、一戸建て住宅の一階部分なら床下収納を追加することも難しくありません。

床をリフォームできないアパートやマンションで暮らしている方々が、キッチンの収納を扱いやすいようにリフォームしたいのなら、昇降式の吊り戸棚を設置することをおすすめします。高い位置にあるせいで物が取り出しにくい、戸棚のデメリットを解消しているのが昇降式の吊り戸棚です。ボタンを押すだけで吊り戸棚が昇降する自動タイプと、手を使って戸棚を降ろす手動タイプの2種類があります。

足腰が弱った人でも扱いやすい吊り戸棚を選びたいのなら、重たい物が入っている状態でも戸棚の上げ下げに苦労しないものを選んでください。手動タイプの吊り戸棚の中には、力を込めないと棚を降ろしにくい製品もあります。

車イスに乗ったまま外出する必要があるのなら、玄関先の収納をリフォームするのがおすすめで、土間収納のある住宅は介護の負担を減らせるところが魅力的です。

外出時に使用する車イスを玄関に置いていると、玄関のスペースが狭く感じてしまいます。土間収納があれば車イスだけでなく、家族が使用する自転車などを置いても広く感じられます。

リフォームで土間収納を作ろうとすると、一部の壁を削るなど規模の大きな工事になる可能性もあるので、工事の計画を立てる際にはリフォーム会社のスタッフとよく話し合ってください。