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屋外に物置を設置するリフォーム

屋外に物置を設置するリフォーム

室内の家具や道具が増えて置き場所に困ったら、物置を設置することが多いでしょう。屋外にスペースがあれば、物置を設置して荷物を整理するとスッキリします。

屋外に物置を置く場合、最も重要なポイントは、水平面を確保できるかという点です。屋外の地面はデコボコだったり、斜面だったりすることが多く、物置を置くと安定せず、傾いてしまうことも珍しくありません。そこで、砂利を敷いたりセメントを流し込んだりして水平面を作ることが必要です。

物置のリフォームには、単に完成品を置くだけの場合と、組み立て式の物置を作る場合の2種類があります。完成品を置く際は、基礎工事など必要ありませんが、少なくとも水平を取って傾きがないよう調整し、物置が強風や地震により転倒しないように固定しなければなりません。

可能なら建物や塀に密着させ、ワイヤーなどで連結しておくと安心です。ただし、古い塀や薄い塀はいざという時物置と一緒に倒れるおそれがあるため、頑丈な塀の脇に物置を設置しましょう。

合成樹脂などを素材とする組み立て式の物置は、水平面を確保してから地面をセメントで固め、ブロックで囲んで基礎をしっかり作ることが不可欠です。
梅雨の時期を避けて、セメントが乾いて固まる時期を選ぶことも大切です。基礎さえしっかりすれば、物置の組み立て自体は1日で終わります。

組み立て式は、完成品より高価ですが、見た目がお洒落で窓も付けられて、子どもの遊び場としても喜ばれるでしょう。組み立て式の物置には、大型バイクが3台収納できる大型のタイプもあります。

物置も建物の1種なので、あまり大型だと建ぺい率に影響するケースもあるかもしれません。大型の物置を設置したい時は、建築士などに相談して法令上の制限を逸脱しないよう気を付けましょう。
別荘地などの住宅地によっては、物置の設置基準が定められていて、派手な原色の物置が禁じられていることもあるため、管理組合に問い合わせることも必要です。